フィルハーモニック・コーラス ブログ

世田谷区で活動する20~30代中心の混声合唱団 フィルハーモニック・コーラス

モツレク

こんにちは。
ぐんぐん寒くなってきましたが、
新しいコートを購入したので、むしろうれしい今日この頃です。

さて、フィル唱では現在、
年明けから始める新しい楽曲の検討をしています。
といっても、私は全くと言っていいほどクラシック曲を知りません。
検討するにもできないので、図書館でいくつかCDを借りみました。

今、その一つ、モーツァルトのレクイエム
モツレクと言うらしい)を聴いていますが、
ついていた解説を読むと驚きの?!背景有り、です。

まず、レクイエムを依頼した伯爵というのが変な趣味人で、
有名作曲家に曲を書いてもらっては、それを自分で写譜し、
パート譜は自分で作製。
そして、さてこれは誰がつくったでしょう?と
周りのお抱え音楽家たちに聞いては、
「伯爵でしょー」と言われることに満足するのが好き。
「部長、ナイッショーット」って言ってる部下の絵、
が思い浮かびます。

そんな伯爵が、亡くなった妻の追悼曲を
仲介人を通じて匿名でモーツァルトに依頼しました。
で、依頼されたモーツァルトはというと、
魔笛」もつくってて超多忙の上、体調もすぐれない。
そんな中大金を携えた、
依頼主の名前を明かさない謎の仲介人が現れた・・
ひょっとして死神?自分へのレクイエムってこと?
そしてその悪夢に捕われたまま、
レクイエム未完にしてこの世を去っていくのでした。

モーツァルトの妻は、前金もらっちゃってるし、
なんとか完成させないと、と残りは弟子に頼んで完成させ、
夫がつくったものとして依頼主に渡したのでした。
女性っていつの時代も現実的です。

今の私たちが聴いているのはこうした経緯でつくられたレクイエムらしい。

ただ、もとの依頼人である伯爵のその後の行動、気になります。
やっぱり写譜して(しかも今回は図々しくも自分のサイン入り)、
パート譜も作製し、亡き奥様のために自ら指揮者となって
二度も演奏したそうです!
ただし、もうこの「伯爵版・レクイエム」の総譜は残っていないそうです。
・・ちょっと聴いてみたかったな、と思うのは私だけでしょうか?

そしてこんなお茶目(?)な人が依頼主と分かっていたら、
モーツァルトはもう少し、死の恐怖から解放されていたのかも。
でも、自分の死と向き合った恐怖や狂気が、
今日まで聴き継がれることになる曲を生み出したのかも。

さて、ちゃんと聴かないと。

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