フィルハーモニック・コーラス ブログ

世田谷区で活動する20~30代中心の混声合唱団 フィルハーモニック・コーラス

スピリトーゾ

 ベースパートのゆうです。
 私たちフィルハーモニック・コーラスは、単にメロディと歌詞を覚えて歌うだけでなく、その曲が表現しようとするものを学び、それをお客様に伝えることを目指して練習しています。

 しかし、私たちが練習しているベートーヴェンの第九は約200年前に作曲されたドイツ語の曲ですし、ヘンデルの「戴冠式アンセム」は約300年前に作曲された英語の曲です。「そういう昔の曲は難しそう。とっつきづらい。」と思う方もたくさんいるのではないかなと思います。

 でも、大丈夫です。私たちの団では曲を理解するための大きな手助けとして団内で解説冊子を作っています。
その名も「スピリトーゾ」。イタリア語で「精神を込めて」という意味の演奏記号です。
 私は入団してから6年半ほどが経ちますが、文献を調べることや歴史を勉強することが好きですので、入団当初からスピリトーゾの編集に携わっています。

 最近では「戴冠式アンセム」についての特集をお送りしました。近くの公立図書館にある楽曲解説の文献では2ページほどしか記載がなく、ヘンデルの伝記でも数行しか取り上げられていません。そのため、今回は国会図書館や母校の大学付属図書館に行ってきて文献を探しました。国会図書館には何でもありますし、また音楽学部や芸術学部がない母校の図書館にも、意外と音楽関係の文献が充実しているのです。「戴冠式アンセム」の歌詞は聖書に由来するので、聖書の注釈書をいろいろと読みました。また、当時のイギリスの歴史を学んでおくことも大事ですので、ジョージ2世にまつわるエピソードも調べました。それから、「戴冠式アンセム」を日本で初めて演奏したのは私たちの団の創設者がいた合唱団でしたので、当時のプログラムをお借りしました。

 いろいろな文献を読んで作った記事は、広報部(スピリトーゾなどの団内冊子を発行する部署)の団員で読みます。そして、記事のどこが分かりにくいか、曲を歌うに当たって疑問に感じるところがないかなどを出し合い、改善点を考えます。クラシック音楽になじみのない人でもすらすらと読んでいけるように、専門用語は使わず平易な表現をするよう心がけています。

 広報部員で話し合った意見を記事に反映させ、最後に誤字脱字がないかのチェックをして完成です。演奏会実行委員長としての仕事もあったので、それと並行しながらのスピリトーゾ編集は時間がかかり、記事作成に取り掛かってから発行まで3か月以上要しました。

このように、私たちの合唱団では、クラシック音楽やヨーロッパの文化・歴史を全く知らない人でも曲の内容を理解できるように様々な工夫をすることで、一人一人が全身全霊で歌うことを目指しています。
それから、「本を読んだり、図書館で調べ物をしたりするのが好き」、「文章を書くのが好き」という人が歌以外のところで力を出せる団でもあります。そういう人にもぜひ入団してほしいと思います。


 最後に、演奏会のご案内です。
 フィルハーモニック・コーラス第5回演奏会
♪ 演奏曲目:ヘンデル「ジョージ2世の戴冠式アンセム」(全曲演奏)
      ベートーヴェン交響曲第9番」合唱 
♪ 日 時 2016年2月21日(日) 14:00開場/15:00開演
♪ 会 場 新宿文化センター 大ホール
♪ 指 揮 河地 良智
管弦楽、日之出フィルハーモニー管弦楽団
http://ph-ch.com/5thconcert/index.html


http://ph-ch.com
オーケストラと歌おう! 20〜30代中心混声合唱団|フィルハーモニック・コーラス
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