フィルハーモニック・コーラス ブログ

世田谷区で活動する20~30代中心の混声合唱団 フィルハーモニック・コーラス

日本の年末と≪第九≫

フィルハーモニック・コーラス第5回演奏会
ベートーヴェン交響曲第9番≪合唱≫」第4楽章より一部抜粋

ソプラノの沫千代です。

年の瀬に聴こえてくる≪第九≫。すっかり風物詩として定着していますが、実はこれは日本だけってご存知でしたか?

今回は、今日のように第九=年末というのが、日本に定着するまでを紹介します。


※以下は、ベース団員ゆうさんが、前回演奏会で第九を歌うのに際してまとめてくれた記事からの抜粋です。

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「第九」って、年末の曲?

様々な第九の演奏会が年末の風物詩になっていますね。もともと「交響曲第9番」の初演は1824年の5月ですし、シラーが「歓喜に寄せて」を作ったのは8月ごろと考えられています。だから、もともと年末に演奏される曲であったわけではありません。


年末の風物詩になったのは第二次世界大戦
日本で年末に演奏されるようになった理由として二つの説があります。


①学徒出陣説
1943(昭和18)年、戦局の悪化につれてそれまで兵役が免除されていた学生も徴兵されることになりました。東京音楽学校(現在の東京芸術大学)の学生も卒業を3か月繰り上げさせられて出征することになったために、第九の演奏会を12月に開いたとされます。戦争が終わり、生きて帰ってきた者たちは、戦死した学生の鎮魂のために、12月に再び第九の演奏会を開きました。


②越年資金確保説
大戦終結後、客入りが悪かった日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が冬のボーナスを稼ぐために、集客が見込める第九の公演をするようになったとされます。第九は知名度が高く、また合唱団員が多数出演するので、その知り合いを通してチケットが売りやすかったのです(学生合唱団に頼めば、出演料も安く抑えられたので、興行主であるオーケストラ側に多くのお金が残りました)。


 いずれにせよ、70年位前のことです。そして、1962(昭和37)年には新聞に「年末の風物詩として定着した」という記事が登場するので、この頃には「第九=年末」の図式が出来上がっていたと言えるでしょう。


さらに、1万人や5000人といった大人数で歌うイベントが始まったのは1980年代に入ってから、つまり30年ちょっと前からのことです。つまり、もっと最近のことなのです。この頃から、各地で「第九を歌う会」などの名前のグループが毎年結成され、第九の演奏会が行われるようになりました。

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また日本には「忘年会」「大掃除」「除夜の鐘」など、年末に一年の厄やら何やらすべてを一掃する、という気質がありますが、

第九が苦悶を感じる器楽演奏を経て、最終楽章で人間が口を開き、エキサイティングな歓喜に向かうという構造に一種の浄化作用があって、

日本人の「年末に一旦リセットしたい」という心理とマッチしているのではないか、という考えもあるようです。




さて、今年2月に第九公演を終えたフィル唱が、次に向かっているのは、2017年9月18日(月祝)メンデルスゾーン交響曲第2番≪讃歌≫」演奏会です。


なかなか演奏機会が少ない楽曲ですが、
第九の影響を感じる構造で、

大規模合唱でしか表現できない、
人間のとてつもない大きな情感をはつらつと歌う素晴らしい楽曲です。

合唱は、歌うごとに楽しい上に、それが積み重なって、最後はプロの指揮者オーケストラ、歌手の皆さんとの舞台が達成できます!

2017年、新しいことを始めたい方。
フィル唱は、初心者大歓迎です。

新鮮に音楽にときめくあなたこそが、音楽にいのちを吹き込みます。

見学は3回可能ですので、まずは一度お越しください。
一同心よりお待ちしております。



\2017年1月の見学会日程/

●1月 7日(土)18時30分~
野沢区民集会所 (田園都市線駒澤大学」)

●1月21日(土)18時30分~
下馬地区会館 (田園都市線/世田谷線三軒茶屋」)

尚、歌い納めは12月28日(水)19時~。見学随時歓迎です。

お問合せ・お申込み http://ph-ch.com/



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